息子の自由研究に付き合った話
例年通り、子供の自由研究に頭を悩ます時期でした。
夏休みは終わりましたが、今年の夏休みに行なった自由研究の話です。
お題:立体地図
後半までなかなかお題が決まらなかったのですが、小4としてはそこまで単純なのもアレだし、どの程度のものに・・というところで色々ネットを見ていたところ、立体地図に行きつきました。
等高線地図を高さごとに切り取って積み重ねて立体的な地図にする、というものです。
等高線地図の用意
等高線地図をどこから・・とまず探してみました。
まずは正面から、地理院のページなどを調べてみたのですが
最近は高度を色分けした地図がメインで公開されており、残念ながら等高線の引いてある地図が見つからず。。。
(もっと探せばあったかもしれませんが)
そこで行き着いたのが、埼玉大学さんで公開していたWeb等高線メーカー日本編というサイトです。
Googleマップに等高線をオーバーラップ表示するようになっているので、とても見やすいです。
等高線間隔も設定でき、任意の高さごとで太線にするなど、至れり尽くせりでした。
このサイトを用いて、1mごと、10mごとに太線表示として、家や小学校近隣を中心とした地図をA3で印刷して使用しました。
我が家周辺の海抜は2~40m程度なので、そこそこの落差があり、見応えもそこそこできるかな、という算段です。
そのほかに用意したもの
あとは100均で以下のものを用意しました
- A3画用紙(35枚程度用意しましたが、実際は13枚程度で済みました)
- スティックのり(地図の紙を画用紙に貼るとき用。しわが付きにくい)
- 水のり(画用紙を重ね貼りする用。接着力重視)
- ボンド
- はさみ
- つまようじ
- マスキングテープ
- ボール紙
手順
まずは等高線表示した地図を必要枚数用意します。
今回は海抜差が40m近い中で1mごとに作成するので、40セット分は必要になるということです。
1枚目はほぼ地図のままなので、画用紙に張り付けて完成。
この時点で、段ボールも地図のサイズで用意して、土台として貼っておくと、のり貼りした際のゆがみに多少耐性ができます。
あとは、次の画用紙にまた地図を貼り付け、今度は切りたい海抜の等高線に沿って切っていきます。
それを土台の地図にのり貼り、また次の海抜・・と以下繰り返しです。
後半は海抜の高い地域が減ってくるので少し楽になります。
途中でくぼんでる地域などがあると、穴をあけるようにくりぬいたりもするので、画用紙の硬さによってはちょっと苦労するかもしれません。
切るところは間違えやすいので、そこは大人が支持をしてあげれば、あとは子供だけでもできなくはないです。
我が家は、最初に切る線を指示して子供に切らせて、切り方のひどいところはフォローするような流れでした。
高低差が大きいほど見栄えがイイけど、作るのしんどい
毎日少しずつ、2週間かかって何とか仕上げました。
もっと根を詰めれば短縮できたと思うのですが、ほかの用事や集中力の持続時間なども加味して、緩めにやっていました。
そして何とか完成。
地図ができたら、つまようじとマスキングテープで旗を作り、ランドマークに立ててその海抜などを記載しました。(根本はボンド付け)
最後は段ボール箱のちょうどいいサイズを探して適当な高さで切り、立体地図を中にボンド付けして箱庭チックにしています。
手提げ袋に入れて学校に持っていくのもこれで壊れにくくなります。
(持っていくときは蓋もつけました)
先生にはウケた
男子的には好きな感じかな?と思ったのですが、学校での反応はそうでもなかったようで。。
先生はすごく感心していたそうです。むしろ大人受けがよい作品になってしまいました。
我が家としては、息子本人もやりたいと乗り気で、ハサミを持つ手が痛くても、途中でくじけずに最後まで頑張れたので、いいチョイスだったと思っています。
来年以降で参考になる方がいれば幸いです。